ラヘル セスルムニル神殿内(277,159)


[ジェド大神官]
これはこれは……
この世で一番美しい心を持ったボランティア様が来てくださったようだね


[PC]
……からかわないでください


[ジェド大神官]
いやいや、からかってなぞいない。私は本当にそう思っているのだ
君は宗教、国家などに縛られず、純粋な好意から人々を助けているではないか

おそらく、ヴァルハラの上座は君の予約席になっているはずだ


[PC]
アハハ……ジェド大神官が冗談を……
なんだか照れますね


-ジェド大神官は微笑んだ-


[ジェド大神官]
で、今度はどんな厄介事に首を突っ込んでいるのだ?
君の事だ。わざわざ私を訪ねたと言う事は、また好奇心で何かに巻き込まれたのだろう

南の砂漠を旅していると聞いてはいたが……ベインスで何かあったのか?


[PC選択]
トール火山で発見した建物について


[PC]
実は……トール火山で発見したものについて、お聞きしたくて……


[ジェド大神官]
ふむ……
トール火山で何を発見したのか、具体的に話してくれないか?


-あなたはジェド大神官に、ベインスにいた子供の頼みでトール火山で捕まっていた女の子を助けた事
そのとき発見した建物について詳しく話した-

-ジェド大神官はあなたの話を聞き終えると、少し困った表情であなたを見つめた-

-……しばらく沈黙が続いたが、ジェド大神官の口は動いた-


[ジェド大神官]
……このアルナベルツの首脳は
フレイヤ様の化身である教皇様と、我等、大神官達で成り立っている

大神官達はみな、フレイヤ様のためなら命を惜しまない……


[PC]
それは……アルナベルツはフレイヤ様を祀っている国ですから当然ですね


[ジェド大神官]
だが……全ての大神官の考え方が同じというわけではない
神様への深い信仰に基づき、教国としてのより良き発展を望む人々がいれば……

フレイヤ様の為ならどんな行為も平気でやる者
この世の全てを神様に捧げる事が正しい信仰のあり方だと信じてる者

後者は「急進派」と呼ばれる
トール火山の建物……いや、君に隠す必要も無いな。トール火山にある基地は彼らが管理している


[PC]
……基地と言う事は……兵と武器がそこにあると……


[ジェド大神官]
そうだ、その通りだ
アルナベルツに住む人々は、トール火山の炎を神の炎だと信じ、恐れ、めったに近付く事はない……

だが、急進派は地質学者を雇い
トール火山が活動しない事を確認し、その神聖な場所に基地を作ったのだ

その基地に何があるかこの目で確認したわけではないが……
そのような場所にわざわざ基地を作ったのだ。大体の予想はつく

恐らく……世界を混沌へと導く兵器が作り出されているのだろう


[PC]
そんな……何故、そのような兵器を作る必要があるのですか!


[ジェド大神官]
決まっているだろう……「ユミルの心臓」の為だ


[PC]
そういえば……ここの聖域の中にも、ユミルの心臓の欠片の様な物がありました……


[ジェド大神官]
我等はフレイヤ様を信じている。そのフレイヤ様がこの土地を選び、ここに我等を住まわせたのだ
そして、我等に「ユミルの心臓が必要です」と仰られたと語られている……

我等はアルナベルツの隅々を探し尽くした……しかし、そこには僅かな欠片しか残されていなかった
その欠片だけでは、ユミルの心臓を完全に復元する事は無理だった

恐らく、ユミルの心臓の欠片は全大陸に散らばっているのだろう
確か、シュバルツバルド共和国のある鉱山でも欠片が見つかったと聞いている……

そして、急進派はユミルの心臓の欠片がルーンミッドガッツ王国に大量にあると信じている

シュバルツバルド共和国の首脳とアルナベルツ教国の急進派の首脳は緊密な関係ではあるが……

ルーンミッドガッツ王国とアルナベルツ教国は……
歴史的に敵対関係であったが為に、今でも……関係はよくない

そこで、急進派は力でルーンミッドガッツ王国を手にし
ユミルの心臓の欠片を手にしようとしているんだ

我ら穏健派は武力を使わずにユミル心臓を作ろうと試みてきた。擬似ユミルの心臓をな

シュバルツバルド共和国の科学者の力まで借りて完成したが……
肝心な科学者が完成したはずの擬似ユミルの心臓を破壊、行方不明になったのだ


[PC]
「擬似ユミルの心臓」……「科学者」……「行方不明」……

もしかして、科学者の名は……


[PC入力]
バルムント


[PC]
もしかして、科学者の名は……バルムントですか?


[ジェド大神官]
君も知っているのか?そう、バルムントだ
彼が擬似ユミルの心臓を破壊し、姿を消したのだ

彼が研究所から姿を消した後、シュバルツバルド共和国内部でなんらかの出来事があったらしい
事態が沈静化した頃には、もうバルムントの手がかりすら掴めない状態になっていたらしい

それから、他の科学者達が擬似ユミルの心臓を完成させたらしいが……
以前の物とは違い、とても不安定な代物だった

これらの出来事により、我ら穏健派は力を失い、急進派は武器供給に力を入れるようになったのさ……

知っての通り、このアルナベルツ教国は技術的には発展されていない国で
武器も大したものがない

研究費に困っている我ら穏健派は、政権を握っている急進派に研究費を貰う代わりに
武器製造の支援をする事にしたのだ

簡単に言うと、穏健派は聖域とシュバルツバルド共和国でユミルの心臓の研究と武器開発
急進派は更なる武器の確保をしているという事だ


[PC]
(擬似ユミルの心臓を破壊し、研究所から姿を消したバルムント
彼がそうしていなかったら、今頃、ミッドガルド大陸は戦争の炎に包まれていたかもしれない……)

……急進派が集めた武器はどれくらいでしょうか?


[ジェド大神官]
……すまない。私は急進派でもないし、今は左遷された身。調べようが無い

しかし、武器が足りなくても、安定した擬似ユミルの心臓が完成しなくても
さっきだっている急進派はいつ戦争を仕掛けてしまってもおかしくないだろう……


[PC]
そんな!戦争が起これば、ルーンミッドガッツ王国の人々だけでなく
アルナベルツ教国の人たちも苦しむ事になるんですよ!

ジェド大神官!あなたはそれがわかっていながらも、何もしないと言うのですか!


[ジェド大神官]
だが……今の私は、ただの普通の神官に過ぎない……


-っと弱気な事を言いながらも、ジェド大神官はあなたのほうを見ながらニヤッと笑った-


[PC]
な……何ですか?その笑いは……


[ジェド大神官]
さあ、なんだろうね?


[PC]
……まさか!戦争を止める方法があるんですか!?


[ジェド大神官]
いや、それはまだわからない。ただ……君のその平和を望む強い気持ちがあれば……


[PC]
え?


[ジェド大神官]
ふふ……
まずは基地に潜入して、君の目で現状を確認してみてはどうかな?


[PC]
でも、そこが軍事施設なら警備は凄いはずですよね!?
そんな所に潜入なんて……


[ジェド大神官]
ふむ……それもそうだ。だが、入る方法は必ずあるはずだ。少し考えてみよう……



[ジェド大神官]
ふむ……


[PC選択]
基地への潜入方法について
穏健派について
急進派について


[ジェド大神官]
まだ方法は思いつかない。色々考えてはいるからもう少し待ってくれないか



[ジェド大神官]
ふむ……


[PC選択]
基地への潜入方法について
穏健派について
急進派について


[ジェド大神官]
戦争は反対しているが
フレイヤ様のために擬似ユミルの心臓を完成しようと科学的な方法を模索し研究をしている

武器開発もするといって、研究費を急進派に媚びながらね……

だが、研究に集中するあまり、許されざる行為に手を出すものもいる。悲しい事だ……



[ジェド大神官]
ふむ……


[PC選択]
基地への潜入方法について
穏健派について
急進派について


[ジェド大神官]
彼らのフレイヤ様への思いは恐ろしいものだ
私はただ、トール火山にある基地の扉が開かない事を願うばかり


[PC]
トール火山の基地は誰が管理しているのですか?


[ジェド大神官]
アルナベルツ教国全ての建築を管理するビルド大神官の管轄のはずだ

この建物のほぼ反対側にある彼の部屋を見てくるといい。警備している兵がいるくらいだ
急進派の中でも、彼の示す地位がどれ程のものかがわかるだろう



ラヘル セスルムニル神殿内(85,136)


[警備兵クローズ]
現在、大神官のビルド様は席を外しております。改めてお尋ねください



ラヘル セスルムニル神殿内(40,124)


[ラミール]
またお料理に手を付けず……大神官様のお口には合わないのでしょうか?
だとしても、折角のお料理を丸ごと全部残してしまうのは、例え大神官様と言えども……

私は絶対に料理を無駄にはしません
子供の頃から、お母様に「ご飯を残すと『カロム』のお嫁さんになりますよ」
と脅かされていましたから……


[PC選択]
『カロム』とは誰ですか?


[ラミール]
……昔から鼻を垂らし、身だしなみも整えないとても汚らしい男の事です

何故か私に好意を抱いているみたいで、子供の頃からずっと……今でも付きまとわれているのです

今では、ビルド大神官様の警備隊に入れたとは聞きましたけど
仕事に就いた事で自信を付けたのか、前より何かと私に付きまとってきて……もう……最悪です



ラヘル セスルムニル神殿内(85,136)


[警備兵カロム]
現在、大神官のビルド様は席を外しております。改めてお尋ねください


[PC選択]
警備兵を他の所へ行かせよう


[PC]
(でも……どうすれば……どこかへ行くように言ってもいくわけがないし……)

(そうだ!


[PC入力]
ラミール


[PC]
(そうだ!ラミール!!)

(ラミールさんが、カロムは自分にメロメロだって言ってた!それを利用しよう!)

あの……


[警備兵カロム]
何ですか?先ほども言いましたが、現在、大神官のビルド様は席を外しております
改めてお尋ねください


[PC]
いえ、そうじゃなくて……あの……ラミールさん?知っていますよね?


[警備兵カロム]
ぇ?ぁ?は、はい!!ラ、ラミールにな、ななななな何かありましたか!


[PC]
神殿の中を歩いていたら偶然ラミールさんに会って、少しお話をしたのです

ラミールさんはカロムさんに大事な話があるけど、恥ずかしくて言えないと……
カロムさんが自分の所まで会いに来てくれればいいのに……と言っていましたよ


[警備兵カロム]
うほほ!まじか!やっと……やっとラミールが俺に振り向いてくれるのか!!
そうか、一昨日の夜、彼女の家の前で歌ったのが決め手になったか!

あぁ、もうこうしちゃいられない!早く俺のマイスイートハニーに会いに行かねば!
名も知らぬ君、ありがとう!



警備兵カロム:やぁ、ラミール!会いにきてあげたよ!
ラミール:カロム?悪いのですが、今忙しいので後にしてください
警備兵カロム:ふ……照れ隠しで俺にツンツンしてしまうその気持ち……もうわかっているよ!
ラミール:……どうかしたのですか?私はあなたの事なんかなんとも思っていませんよ!
警備兵カロム:ふふ、その言葉も気持ちの裏返し、俺には心地いいぐらいさ!
警備兵カロム:でも、一度は君の本音が聞きたい!さぁ、君の思いを僕に伝えてくれ!
ラミール:……何か勘違いしていませんか?私は!あなたを!何とも!思って!いません!!
警備兵カロム:……………………
警備兵カロム:そっか……ごめん……今のは聞かなかった事にしてくれ……



ラヘル セスルムニル神殿内(114,140)


-大きな花瓶に、たくさんの美しい花が飾られている
一輪一輪が全て美しく輝き、この花を飾った人の心遣いを表しているように見える-


[PC選択]
花瓶を割る
一輪の花を取る


-あなたは大きな花瓶を両手で掴み、少しずつずらしていった-

-ズ……ズズズッ-

-ズズズズズッ-

-ガシャン!-


[警備兵クローズ]
何だ!今の音は!



警備兵クローズ:ふぅ、やっと片付けが終わった!



ラヘル セスルムニル神殿内 ビルド神官の部屋(84,118)


-書棚の中には、大神官宛の書類がギッシリと詰まっている-


[PC選択]
書類を見てみる
何もしない


-あなたは書棚の中にある書類を一つ一つ調べ始めた-


[PC]
……これは!?


-分厚い書類の表紙には<ベインス地質学研究所>と書いてある-

-あなたはその書類だけを取り出し、書類を元通りにした-


※クエストアイテムを入手しました

<<注意>>
クエストアイテムを紛失した場合、クエストを進行する事ができなくなる可能性があります
アイテムの取り扱いにご注意ください



ラヘル セスルムニル神殿内 ビルド神官の部屋(74,126)


[PC]
(忍び込んだはいいが、正面から出るのはまずい……このはしごを使おうか……)


[PC選択]
使う
使わない


-あなたはハシゴで壁を乗り越えた-



ラヘル セスルムニル神殿内(277,159)


[PC]
これを見てください


-あなたはジェド大神官に書類を渡した-


[ジェド大神官]
これは何かね?

…………

………………

…………………!

これだ!!


[PC]
何かありましたか!?


[ジェド大神官]
隙を見つけた!君も知っている通り、あの基地は火山の中に作られている!!

トール火山は休火山であって死火山ではない
なのに、彼らは何故そんな危険な火山の中にわざわざ基地を作ったのだ?


[PC]
……火山でしか手に入らない特殊な鉱物でもあるのでは?


[ジェド大神官]
それも一理あるが……それなら運搬すれば良いだけの話だ
なのに、基地を作ったと言う事は、トール火山にい続けなければならない理由があるはずだ

恐らく、トール火山の熱でないと、溶かす事ができない特殊な金属があるのだろう
だから、運搬が容易ではない兵器をトール火山で製造しているのだと私は考えている

そして、この資料によると
「トール火山は休火山だが、活動を再開するまでは数百年後と予測される」と書かれてある

しかし、過去、何回かトール火山が噴火する可能性が非常に高くなったという記録も書いてある
すぐ安定状態に戻ったようだがな


[PC]
え?そんなに頻繁に火山の状態って変わるものですか?


[ジェド大神官]
そこまで私は知らないが、この地質学者の報告書に寄れば
トール火山は安定した状態を基本的には維持しているが、偶に微妙な変化が感知されたため
警報を出している事がある

そして、数週間後には噴火の恐れがなくなったらしい
この警報の取り消しは過去3回記録されている


[PC]
はぁ……飛んだところに基地を作ったせいで、色々と苦労してますね……


[ジェド大神官]
ふふ……まあ、私としては、彼らが苦労をすればする程喜ばしい所だがな

しかし……どうもこの報告書には何か違和感を感じる……
これは私の勘だが、この地質学者は何かを企んでいる様な気がする


[PC]
企み……ですか?


[ジェド大神官]
そうだ……もしかするとこの地質学者は私たちに協力し
基地への進入経路を教えてくれるかもしれんな
どうだ?一度この地質学者を尋ねてみては?


[PC選択]
そうですね
それは……無理です


[ジェド大神官]
報告書によると、地質学者はラヘルの南、ベインスにいるらしい
君も行っていたのだろう?では、良い知らせを待ってる



ベインス 武器屋2F


-人気の無い家の中は、留守中に溜まったと思われる埃と
床中に散らかっている紙切れで寂しさを増していた-

-あなたは足元に落ちていた一枚のメモを手に取った-

『定期測定が一週間ほど遅れております。早急に報告書を提出してください』


[PC]
これは……トール火山の基地の事か……

一体……ここにいた地質学者はどこに消えたんだろう?



ベインス 酒場1F


[酔っ払った男]
それから、俺が言ってやったのさ!

小僧、男は拳じゃなくて背中で語るんだ。なんなら、この俺が相手をしてやろうか?

そう言ってやったら、顔を真っ青にしてそそくさと逃げちまいやがったのさ!


[女達]
キャーッ!カッコイィーッ!


[酔っ払った男]
ふっ……これが男の威厳だ


[PC]
あの……すみません。地質学研究所の方ですか?


[酔っ払った男]
ん?その通り。この俺が地質学研究所の所長!同時に研究員!
それに部長に社長に……ん?社長はもう言ったか?

まあ、研究所と言ってはいるが、俺しかいないからな。全役職が俺でもあるわけだ!
ガハハハハ

おっと、話が脱線していたな。で、俺に何の用だい?


[PC]
あの……研究所を訪ねたのですが、その……調査結果の催促やメモが沢山落ちていました
こんな所でお酒ばかり飲んでいて大丈夫なのですか?


[酔っ払った男]
おっとっと!そういや忘れてた!
いや〜酒を飲むと時間が過ぎるのを忘れちまうな。いや、女性といるとかな?ガハハハ!

酒代を稼ぐにはそりゃ働かなきゃいけねぇな!
あ〜あ、もっとここで飲んでいたかったのになぁ〜


[女達]
え〜?もう行っちゃうの〜?行っちゃや〜ん。もっと一緒に遊ぼうよ〜


[酔っ払った男]
おうおう、可愛い娘ちゃんたち!俺にはやらなきゃいけない仕事があるんだよ
そりゃ俺だって一緒に遊んでいたいんだよ〜?わかってくれるな?


[女達]
やぁ〜だぁ〜ん。ね〜行かないで〜?


[酔っ払った男]
……むぅ〜困ったぁ……

…………

…………決めた!!

君!


[PC]
はい?


[酔っ払った男]
君はこれから、ベインス地質学研究所の主席研究員だ!おめでとう!


[PC]
は?


[酔っ払った男]
つまりだ!ベインス地質学研究所の研究所長、このジオが!
君を教え子として認めたって事だ!さぁ、喜びたまえ!


[PC]
い、いきなり教え子って!?訳がわかりません!それより調査結果の催促がき―――――


[地質学者のジオ]
しっかりしろ!教え子は師匠の為を思い、やれる事は自分から率先してやらなくてはならん!
さあ、早く私たちの研究室へ戻り、たまった仕事をこなすのだ!

研究所の本棚に、温度計と報告用紙がある
それを持ってトール火山に行き、この紙に書かれている場所の温度を測定し、報告用紙に書くんだ

そして、その報告書を持ってトール火山の基地に行き
基地の人から確認のハンコを貰ってくれば良いんだ!簡単だろう?

俺はこの可愛い娘ちゃんたちと遊ぶという、とて〜も重要な事をしなくちゃいけないんだ!
この娘たちはとても聡明だからね、話しているだけで新しい学説が浮かんできそうなのだよ!


[女達]
そ・の・と・お・り!!キャ〜!


[地質学者のジオ]
ぉっと忘れてた!
報告書を提出する時、温度の事を聞かれたら「大変な事になった!」って言い切るんだぞ!!

それが無理でも、そういう雰囲気を相手に伝わらせておけばいい
そしたら後は俺が何とかする。さあ、行け!新しき、我が可愛い教え子よ!


[PC]
(少し予想外だけど、とりあえず、基地へはいる方法を手にすることができた!)


※クエストアイテムを入手しました

<<注意>>
クエストアイテムを紛失した場合、クエストを進行する事ができなくなる可能性があります
アイテムの取り扱いにご注意ください



ベインス 武器屋2F


-本棚に並んでる本の合間にある報告書の束から白紙の報告用紙を見つけた-


※クエストアイテムを入手しました

<<注意>>
クエストアイテムを紛失した場合、クエストを進行する事ができなくなる可能性があります
アイテムの取り扱いにご注意ください



ベインス 武器屋2F


-本棚の中は散らかっているが、一際目立つ機器を見つけた-


※クエストアイテムを入手しました

<<注意>>
クエストアイテムを紛失した場合、クエストを進行する事ができなくなる可能性があります
アイテムの取り扱いにご注意ください



トール火山1F 入り口付近(37,234)


-あなたは温度計で表面の温度を測定した-

『ピー ピー ピー』

『現在温度:2300 ThT』

-あなたは測定値を報告用紙に書き込んだ-



トール火山2F 3F入り口付近(165,37)


-あなたは温度計で表面の温度を測定した-

『ピー ピー ピー』

『現在温度:2270 ThT』

-あなたは測定値を報告用紙に書き込んだ-



トール火山2F 基地入り口付近(170,100)


-あなたは温度計で表面の温度を測定した-

『ピー ピー ピー』

『現在温度:2300 ThT』

-あなたは測定値を報告用紙に書き込んだ-


[PC]
よし!測定はこれで終わった。ケイニーが捕まっていた所から、基地へ行く方法を探してみよう!



トール火山2F 中央基地(145,81)奥


[警備兵]
ここは関係者以外立ち入り禁止だ!身分を明かせ!


[PC]
ベインス地質学研究所の所長代理の研究生です
所長が体調不良でして……この報告書にハンコをお願いしたいのですが……


[警備兵]
そうか。しかし、報告書のチェックは俺たちではなく、基地中にいるサヘディの仕事だ

列車から降りて南に行くと、飛行船がある。サヘディはその近くにいるはずだ



トール火山兵站基地(250,104)


[サヘディ]
あなたの顔は初めて見ますが……ここに入ってきたと言う事は関係者の方ですね?


[PC]
ベインス地質学研究所の所長代理で来た研究生です
所長は今、風邪で倒れていまして、代わりに私が調査結果の報告に参りました
確認をお願いします


[サヘディ]
それで今回の報告が遅くなったわけですね……
女性とお酒が好きという噂もあり、私はそのせいかと思っていましたが……
こんな暑い地方で風邪ですか……

まあ、仕方ないですね。とにかく報告書を確認しましょう

これは!?前回と比べ、温度が上昇していますね……

安定性に関わる問題はありませんか?
急な温度上昇は過去何度もあり、環境の変化が気になります


[PC]
え?……ぁ……はい!そうです!これはとても大変です!このままだと良くはありません


[サヘディ]
やはり……どうしたらいいですか?警報を出せばいいですか?あぁ……大変だ……


[PC]
落ち着いてください。私がこの基地内を調査してみます
その結果が出てから対応を考えましょう。構いませんか?


[サヘディ]
えぇ、わかりました。基地の安全に問題があると大変なんです
十分な調査をお願いいたします



トール火山兵站基地(156,175)付近


[????]
そこ!腰が引けてる君!そう、君だ!


[PC]
は、はい?


[????]
ここで何をしている?今は貨物運搬作業のはずだ!


[PC]
いえ、私はベインス地質―――――


[????]
着替えもしていないと言う事は、新入りか?


[PC]
いえ、わたしはベインス地質学―――――


[ビト大佐]
光栄に思うがいい!
このビト大佐が君をフレイヤ様に使える真の戦士にしてやると言っているんだ!
さぁ、ついてこい!



トール火山兵站基地(156,68)


[ビト大佐]
私はアルナベルツ教国トール火山基地所属のビト大佐だ!君の名は?


[PC]
PCといいます


[ビト大佐]
妙な名前だな。名前から弱い体と心が伝わる!強固な雰囲気が感じ取れない!
君の怠けた心とそっくりだ!

我等は、偉大で高貴、美しきフレイヤ様の為に刀を持つ者達!
世界で最も輝く聖なる軍隊なのだ!

その軍隊に属するものは強靭な心と体を持つのが当然!

よって、今から2段階教育を行うことにする!

しかし、私は寛大だ!君に心の準備を整えるための若干の猶予を与えよう
覚悟が出来たらすぐ始めるぞ!



[ビト大佐]
ふふふっ……では始めよう!

1段階目は、精神武装だ!

我等は誰のために戦うのか!誰のためにここにいるのか!さぁ、答えろ!


[PC選択]
オーディン様
フレイヤ様
トール様


[ビト大佐]
そうだ!女神フレイヤ様は最も美しい神でありながら争いを操れる神なのだ!
だが、それだけで我等が戦争をするのか?否!

神と人間、そして魔族間の戦争でフレイヤ様は深い傷を負われた!
オーディンの手助けがあったが、役には立たなかったという

そして、オーディンは
傷で弱っていくフレイヤ様を完全に癒すためには「ユミルの心臓」が必要だと言った!

つまり、我々はフレイヤ様復活の為に「ユミルの心臓」を手にする使命があるのだ!

何をボッとしている!返事はどうした!?


[PC]
は、はい!


[ビト大佐]
しっかりせんか、この馬鹿者が!でないとすぐに命を落とすぞ!
我等の命はフレイヤ様のもの!使命を果たす前に勝手に命を落とす事は許されんのだ!

遠い大陸には、ルーンミッドガッツ王国と言う愚か者達の国がある!
我等を異教徒だと差別し、国から追い出した連中だ!

我等の純粋な信仰を踏みにじった奴らの邪悪さを忘れてはいけない!
我等はいつかあの地に戻り、愚か者の群れを敗北させ、勝利の聖杯をフレイヤ様に捧げるのだ!

では復唱しろ!一字一句間違えるな!平仮名に直すと言ったやる気のない態度も許さん!

私、PCは!


[PC]
私、PCは!


[ビト大佐]
アルナベルツ教国とフレイヤ様の為!
(あるなべるつきょうこくとふれいやさまのため!)


[PC入力]
アルナベルツ教国とフレイヤ様の為!


[PC]
アルナベルツ教国とフレイヤ様の為!


[ビト大佐]
ルーンミッドガッツ王国を討ち倒し!
(るーんみっどがっつおうこくをうちたおし!)


[PC入力]
ルーンミッドガッツ王国を討ち倒し!


[PC]
ルーンミッドガッツ王国を討ち倒し!


[ビト大佐]
フレイヤ様の完全なる復活の為に!
(ふれいやさまのかんぜんなるふっかつのために!)


[PC入力]
フレイヤ様の完全なる復活の為に!


[PC]
フレイヤ様の完全なる復活の為に!


[ビト大佐]
命を捧げ、戦う事をここに誓う!
(いのちをささげ、たたかうことをここにちかう!)


[PC入力]
命を捧げ、戦う事をここに誓う!


[PC]
命を捧げ、戦う事をここに誓う!


[ビト大佐]
打倒! ルーンミッドガッツ王国!
(だとう! るーんみっどがっつおうこく!)


[PC入力]
打倒! ルーンミッドガッツ王国!


[PC]
打倒! ルーンミッドガッツ王国!


[ビト大佐]
よし!これで君もフレイヤ様に仕える勇敢な戦士だ!精神武装はこれで完了だ

では2段階目に移る前に君に任務を与える!
何をぼやぼやしている!すぐにいかんか!



トール火山兵站基地 9時方向(110,167)


-トール火山の基地にエネルギーを供給する機械を見つけた-


[PC]
周りにマグマが流れるパイプがある
……という事はマグマの熱が動力源なのかな?


-制御機は機械音を出しながら正常に動作している-


[PC]
パイプにカビ一つ無いし、丁寧に管理される……いや、当然か……よし、大佐の所へ戻ろう!



トール火山兵站基地(156,68)


[ビト大佐]
ご苦労!問題なかったようだな。パイプは制御機器の機材だ
パイプの点検は朝一番の仕事!この基地の動力供給源だから確認漏れが無い様、慎重にするんだぞ!


[PC]
はい!


[ビト大佐]
よし!二段階目は肉体武装だ!

フレイヤ様のために戦う日の為!我等は体を鍛え続ける!わかったか!

わかったらかかしに手刀打ち10回だ!


[PC選択]
はい!
手刀打ちって何ですか?


[ビト大佐]
声を上げてやれ!さぁ、手刀打ち10回!開始!


-とても硬そうなかかしがある。かかしの中心にはルーンミッドガッツ王国の刻印らしきものがある-


[PC]
って……あんなに憎んでるのにそこから物資を輸入してる!?
……なんだかなぁ………


[ビト大佐]
声を出しているのか!腰を入れろ!声を上げてやれ!


[PC]
はいっ!

ワン!

ツー!

スリー!

フォー!

ファイブ!

シックス!

セブン!

エイト!

ナイン!

テン!


[ビト大佐]
頑張って体を鍛えれば自然と体が強くなる!そして、フレイヤ様の加護は常に我等と共にある!
この二つを決して忘れるな!


[PC]
はい!


[ビト大佐]
よし、これで全ての訓練を終わりにする!
ここでの生活についてはこの建物を出て、東の方にいるサヘディに聞きなさい
では、解散!


[PC]
(サヘディさん?確か彼は私の事を研究生だと思っているはず……
そうか、まだ私の事は基地内に伝わっていないのか……)

(だとすると、少し慎重に行動したほうがいいか……
私の正体について騒がれると詳しく調べられてしまうかもしれない……)

(でも、まだここの調査は足りない。基地内をもう少し見回ってからサヘディさんのところへ行こう)



トール火山兵站基地 7時方向(66,95)付近


-大神官の服を着た老人の姿が見える-


[PC]
(目立たないようにしよう)



トール火山兵站基地 中央下(176,133)付近


-金網の下をマグマが流れているのが見える-

-さらに地価で製鉄作業をしているのか、金属を叩くような音がかすかに聞こえてくる-



トール火山兵站基地 12時方向(151,312)


-重そうな木箱が次々と運ばれている-

-箱はシュバルツバルド共和国で作られた物らしく
シュバルツバルド共和国の刻印らしきものが付けられている-


[PC]
そろそろサヘディさんの所へ戻ろう



トール火山兵站基地(250,104)


[サヘディ]
調査は終わりましたか?火山の様子はどうですか?


[PC選択]
とても危険です!
特に危険性は……


[PC]
(彼らが火山の状態を気にしている事を利用しよう)

とても危険です!


[サヘディ]
本当ですか!?まさか……トール火山がついに活動を再開してしまうのですか!?

あぁ、もう!だから基地を移転するように何度も言ったのに……結局こうなるとは……


[PC]
あの……自分で言うのもお恥ずかしいのですが
数年間地質学研究にて天才的な才能を発揮してきた私の見解としては……

現在、この基地、及び基地周囲の表層温度が上昇しており、これを見る限り……
トール火山の活動再開が近付いていると思われます


[サヘディ]
と言う事は、火山がすぐにでも噴火すると!?


[PC]
えっと……先ほどまでの調査結果によると、30日以内に火山が爆発する確率が75%に至ります


[サヘディ]
えええええ!確率が75%ですか!?こ、これは大変だ!

大神官様に早くご報告を!アイトラ!アイトラはいないか!


[アイトラ]
は、お呼びでしょうか?


[サヘディ]
緊急事態だ!このメッセージを大神官様に伝えてくれ!
それから、君も荷物を早くまとめるんだ!早く!


[アイトラ]
えっ?は、はい!わかりました!


[サヘディ]
あぁ……この基地の兵士、装備、物資をどうやって一ヶ月以内に……
そして、どこへ移せば……あぁ、困った!


[PC]
焦る気持ちはわかりますが、大自然の力に、人間は逆らう事ができません
それに、これが全てフレイヤ様の導きかも知れません


[サヘディ]
……勿論……わかってはいます。わかってはいますが……でも……複雑です……


[PC]
……お忙しくなるとは思いますが、私はこのまま研究所に戻り、所長にこの件について報告をします
所長に何か良い考えがあるかもしれませんし……


[サヘディ]
えぇ、わかりました。後日、所長とご相談したいと思います
どうか、早く風邪を治してください
あ、それから……報告書にハンコを押しておきました

報告書はこれです。では、所長によろしくお伝えください


※クエストアイテムを入手しました

<<注意>>
クエストアイテムを紛失した場合、クエストを進行する事ができなくなる可能性があります
アイテムの取り扱いにご注意ください



ベインス 酒場1F


[地質学者のジオ]
あのお嬢さんは賢そうだが……あまり好みではないな……


[PC]
……ただいま戻りましたぁ〜


[地質学者のジオ]
ん?おぉ、お帰り!

待っていたぞ、可愛い教え子よ!で?検査結果の報告と承認は無事に済んだのか?


[PC]
はい。言われた事は確かにしました
でも……温度が凄く高かったのですが、基地は大丈夫なのですか?

(凄く高いって程じゃなかったけど、このくらいは言っておかないと……)


[地質学者のジオ]
あ、それか?そんなの当たり前だ!心配するな!


[PC]
え?当たり前?温度が上がっているのを知っていたのですか?

(そう聞いた途端、ジオさんの口がニヤリとつりあがった)


[地質学者のジオ]
それ、俺が温度計をわざと壊したんだ。ほら、金具がガタガタだっただろ?


[PC]
はぁ?


[地質学者のジオ]
地質学者、つまり基礎学問の学者は大変だぞ!兵站基地からの仕事で何とかやっていけたが……

火山活動が停止してからは俺をお役御免と言わんばかりに追い出そうとする気配が
ひしひしと感じられてな……

だから、地質学者が以下に重要かを思い知ってもらうために、こんな事をしたってことさ


[PC]
温度を操作することで、慌てさせたり、安心させたりしているわけですか?


[地質学者のジオ]
ご名答!君、なかなかやるじゃないか!

何だ、その目は?俺を軽蔑するか?
まぁ、君は基礎学問で生きる辛さを知らないから仕方あるまい

とりあえず、今回はありがとう。礼をしなければな……

俺の研究室に戻り、本棚を見てみな。色々と入っている小さい箱がある
その箱の一番上にあるものを君にやろう!
勿論それが何かは俺も覚えてない!お楽しみというやつさ



ベインス 武器屋2F


-本以外の色んなものも置かれている-

-地質学者のジオが言ったとおり、あなたは小さい箱を探した-

-ほこりだらけの紫色の箱があった-

-あなたは、箱をそっと開けた-


[PC]
(ここで得られる情報はもうないかな……一度ジェド大神官に報告しに戻ろう)



ラヘル セスルムニル神殿内(277,159)


[ジェド大神官]
来たか!待ちわびていたぞ!で、どうだった?


[PC]
ふふ……多分彼らは今頃、引越しの準備で大忙しですよ


[ジェド大神官]
……どういう事かね?


-あなたは、報告書で軍隊を騙し、基地の移転準備をさせたことを話した-


[ジェド大神官]
ハハハ!それはすばらしい!よくやってくれた!
真相がわかるまでは、引越しで大忙しだろうな!

今こそ、彼らを完全に黙らせる好機だ!良い風が吹いている

君も見ていてくれ。我等の力で戦争を止めてみせる
それが実現できる日になったら、もう一回君の力を貸してほしい

その日まで、我等を見続けてくれ。本道にご苦労様だった